食欲が止まらないときの対処法
秋になり、脾胃の働きが活発になり食欲が旺盛になってきました。
夏に消耗した体力を回復させるために、食事から沢山の気を補う季節でもありますが、ついつい食べ過ぎてしまい歯止めがかからないこともあるますね。
中医学では、食べ過ぎてしまっているときの状態を「胃熱」があるといいます。
胃の中の熱が旺盛になることで、食べたものをどんどん燃やしていき、その熱がいつまでたっても鎮火しない状態のことです。
また、ストレスを受けたことが原因で、「胃熱」にもなることもあります。
そんなとき、無理に食事を我慢をするのは辛いものです。
原因である「胃の熱」をとることで食欲自体を落ち着かせていくのが賢明です!
まず、胃の熱に良いのが「抹茶」です。
普段飲む機会が少ないですが、食欲があるときほど落ち着いて抹茶をたてて、ゆっくりと味わってお茶をする時間を作るのもいいかもしれません。
ゴーヤも胃熱に良いとされています。いつもはチャンプルーにするところを、熱の鎮火のために生でいただきましょう。ゴーヤが好きな人はそのままサラダでもいいですし、抵抗がある人はジュースにしてみます。これまた熱をとってくれるバナナと一緒にして飲むと効果が高まります。お腹にやさしい豆乳で作りましょう。
ゴーヤの匂いや、苦さはバナナにかき消されるのでとても飲みやすいです☆
レシピはクリック↓
すでに食べ過ぎて、胃の調子が良くない方、便秘をしているかたは、「胃熱」に良いものの他に、「消化不良」やそれにともなう「むくみ」に良いものを。
また、ストレスが原因で食べ過ぎると感じる方は「肝鬱」によいものを組み合わせて、献立を作りましょう。こういうときは、味付けは薄く、シンプルにして食べるのが一番です!
「胃熱」 → 冬瓜(シジミとしいたけと一緒に味噌汁にしています)
「むくみ」 → シジミ、冬瓜、小豆(お粥にして。むくみに良い茹で汁は捨てないように)
「消化不良」 → トマト、大根(しらすと一緒に)
「肝鬱(ストレス)」 → セロリ(ポン酢につけて)
自分の中で食欲が止まらなくなってきたら、これを食べる!と決めておくのもいいかもしれないですね。こういうとき程早食いにもなってしまうので、テレビを消して何回も噛むこことを心がけなくてはですね。