はちみつは体にいいの?
はちみつは体にいいというが、やはりカロリーが高く、食べると太ります。中医学でも、食べ過ぎや甘いものは「痰湿」をまねくので、ダイエット中や、気滞、痰湿タイプの人は控える必要があります。
[中医学的な効用]
・補中(胃腸を丈夫にする)
・潤燥(保湿性し、乾燥症状を改善する)
・止痛(胃腸の痛みを緩和する)
・解毒(毒を解消する)
→ 胃が弱くて、潤いがない乾燥している人におすすめ(現代ではすくないタイプ)
・痰湿食積の人には、消化、通便をうながす。(胃腸の機能が弱っているときに)
【現代医学的効用】
・抗菌作用(高濃度のはちみつ)
・抗ガン作用
・通便作用(オリゴ糖による)
・下痢気味の人や小児には使わない(特に乳児)
・加熱するとビタミンが失われ、酵素も半分になる。60度くらいまでにしておく。
はちみつには半量くらい果糖が含まれています。この果糖は血糖値は上げませんが、中性脂肪になりやすいという性質があります。
蜂蜜100g中の糖分の目安 スクロース
(ショ糖)グルコース
(ブドウ糖)フルクトース
(果糖)マルトース
(麦芽糖)ガラクトース 1% 42% 51% 2% 4%
栄養価に関してはビタミン・ミネラルが豊富ですが、安いものは加熱していたり、水飴状になっていたりして、栄養価が失われているものが多いので、はちみつの効果を得たいのならそれなりの値段のものをしっかりと見極めて購入する必要がありそうです。以下は他のページからの「はちみつの選び方」の引用です。
1】本物の純粋はちみつは透明度が低く、濁っています。
花粉などが含まれていて、ぼんやりした感じがしますので、前方を透かして見る事ができません。【2】瓶を逆さにすると、本物には色々な酵素が含まれているので、キメ細かな泡が立つ傾向があります。なにもしなくても、瓶の中でハチミツが発酵を続け「泡」を吹く状態が続きます。
【3】本物のはちみつは、温度を下げると結晶化して固くなる傾向があります。これは、決して砂糖が混ざっているのではなく、はちみつ本来の性質です。
店頭で選ぶ場合は、固まっているハチミツを選ぶと失敗がありません。【4】純粋はちみつの場合、業者が「全国はちみつ公正取引協議会」の会員であるなら、公正取引マークがついています。ただし、この協議会の検査の方法はゆるく、会費を払えば誰でも入れてしまうと言われています。マークがついているからと、安心しない方が良いでしょう。
【5】紅茶の中に入れて、黒っぽく変色したら本物だと言われています。これは紅茶に含まれているタンニンにハチミツの鉄分が反応して起こる現象です。鉄分などのミネラルがたくさん含まれているという証拠になります。
ただし、輸送中にブリキ缶などに入れられていたハチミツの場合、ブリキ缶の鉄分がハチミツに溶け込んでしまうこともあるので、決定的な識別方法にはなりません。なかなか真贋を見抜くのは難しいですが、極端に安いハチミツには注意した方が良いです。
ハチミツの品質は、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)という物質の量で表すことができます。これは糖の熱分解により生成される有機化合物です。
この物質はハチミツの作り方が適切でなかったり保管状態が悪いと多くなります。固まったハチミツを加熱して溶したりすると、このHMFが増えるのです。
ただし、気候の暑い国で作られたハチミツは、自然とHMF含有量が増えてしまいます。
そこで国際規格で、加工、または混合したはちみつのHMF含量は、40mg/kg以下。熱帯周辺の国々、または地域を原産国としているはちみつ、もしくはこれらの混合物の場合は、HMF含量は80mg/kg以下でなければならないという取り決めがされています。成分表を調べてみて、HMFの項目があったら、含量が少ないモノを選ぶのが賢い選択です。
また、はちみつ特有の効果をえたいのなら、喉の痛みや口内炎、虫歯やピロリ菌にも高い効果のある「マヌカハニー」を選ぶのはどうでしょう。値段高いですが、体の不調を感じたり、喉が痛いとだけ摂取するのもいいですね。
味はとても濃厚で、独特の香りがします。わたしは「MGO100+」のものを食べましたが美味しいと思います!朝の青汁に混ぜてもとても美味しくいただけました。
マヌカハニーの選び方
健康改善目的にマヌカハニーを購入する場合はUMF基準ではUMF10以上、MGO基準ではMGO100+以上のマークが付いたものを購入することをおすすめします。
なぜなら各研究報告によるとUMF10+(MGO100+と同等)のマヌカハニーは感染症の治癒促進や免疫力の向上、そしてピロリ菌や各種胃腸に問題を起こす細菌などに効果的であることが判明しているからです。
まとめ
はちみつはもちろん摂り過ぎは厳禁、あくまで嗜好品としてとらえた方が食べ過ぎる心配がなくなります。
はちみつ独自の効果を得たいなら、健康な人でも一日大さじ1杯~2杯ほどに留めておきましょう。中医学で「痰湿・気滞」タイプの人はは、改善するまでは控えるように心がけるのが無難です。
その他参照HP