食欲抑制に ゴーヤとバナナのジュース
胃の熱が旺盛で食欲が止まらないときに☆
中医学では、食欲がある状態を「胃熱」がある状態といいます。
この胃の中の熱が旺盛だと食べても食べても、食欲が止まらない状態になり、
その食べたものがまた、熱の原料となり、さらに熱が旺盛になっていくという悪循環に陥ります。
そんなときは、熱自体をさましてくれるゴーヤで対処しましょう!
一緒に入れるバナナにも熱をさます作用があり、また便秘をしている人にもバナナは良いとされているので、相乗効果が期待できます。
お腹にやさしい、豆乳でつくりましょう。
レシピ
バナナ 1本
ゴーヤ 1/4
豆乳 200ml
これをミキサーで混ぜるだけで完成です(^^)
☆さらに詳しく☆
バナナは「寒潤性」で便通を促しますので食積(消化不良で食べ物が処理しきれない)の方には良いですが、体内に余分な水分が溜まっている方には、バナナの水溶性食物繊維はさらに湿をつくることがあるので気をつけます。
食欲が止まらないときの対処法
秋になり、脾胃の働きが活発になり食欲が旺盛になってきました。
夏に消耗した体力を回復させるために、食事から沢山の気を補う季節でもありますが、ついつい食べ過ぎてしまい歯止めがかからないこともあるますね。
中医学では、食べ過ぎてしまっているときの状態を「胃熱」があるといいます。
胃の中の熱が旺盛になることで、食べたものをどんどん燃やしていき、その熱がいつまでたっても鎮火しない状態のことです。
また、ストレスを受けたことが原因で、「胃熱」にもなることもあります。
そんなとき、無理に食事を我慢をするのは辛いものです。
原因である「胃の熱」をとることで食欲自体を落ち着かせていくのが賢明です!
まず、胃の熱に良いのが「抹茶」です。
普段飲む機会が少ないですが、食欲があるときほど落ち着いて抹茶をたてて、ゆっくりと味わってお茶をする時間を作るのもいいかもしれません。
ゴーヤも胃熱に良いとされています。いつもはチャンプルーにするところを、熱の鎮火のために生でいただきましょう。ゴーヤが好きな人はそのままサラダでもいいですし、抵抗がある人はジュースにしてみます。これまた熱をとってくれるバナナと一緒にして飲むと効果が高まります。お腹にやさしい豆乳で作りましょう。
ゴーヤの匂いや、苦さはバナナにかき消されるのでとても飲みやすいです☆
レシピはクリック↓
すでに食べ過ぎて、胃の調子が良くない方、便秘をしているかたは、「胃熱」に良いものの他に、「消化不良」やそれにともなう「むくみ」に良いものを。
また、ストレスが原因で食べ過ぎると感じる方は「肝鬱」によいものを組み合わせて、献立を作りましょう。こういうときは、味付けは薄く、シンプルにして食べるのが一番です!
「胃熱」 → 冬瓜(シジミとしいたけと一緒に味噌汁にしています)
「むくみ」 → シジミ、冬瓜、小豆(お粥にして。むくみに良い茹で汁は捨てないように)
「消化不良」 → トマト、大根(しらすと一緒に)
「肝鬱(ストレス)」 → セロリ(ポン酢につけて)
自分の中で食欲が止まらなくなってきたら、これを食べる!と決めておくのもいいかもしれないですね。こういうとき程早食いにもなってしまうので、テレビを消して何回も噛むこことを心がけなくてはですね。
日焼け後の肌に ヘチマ水
少し時期はずれですが、日焼け後の薬善的ケアについて。
日焼けしてしまった肌には、なるべくその日のうちに熱を冷まして、たっぷりと保湿することが大切です。
いつもの化粧水でなく、皮膚の炎症をとってくれる糸瓜水を使えば、日焼け後のケアの効果が格段と高まります!
糸瓜は美容効果も高く、ミキサーにかけてパックとして使うこともあるようです。売られているものは、糸瓜の切り取ったツルから水分を容器に集めて採ったものですね。
同じ瓜類である、冬瓜にも同様の作用がありますので、お家に冬瓜がある方はいつも捨ててしまう冬瓜のワタをつかってパックをするのもいいかもしれませんね。
糸瓜の化粧水はそんなに高くないですし、夏の間は家にあると安心です(^^)アマゾンでも買えますよ
☆糸瓜の薬善的効用☆
・清熱化痰(熱をさまし、痰を排出する)
・涼血 (血の熱をさます)
・潤燥 (乾燥を潤す)
化粧水としては、ニキビ、シミ、そばかす、日焼け後のケアに☆
参考に
☆かわいいイラスト入りの糸瓜水の採り方☆
気を補う さつまいも汁粉
さつまいもはには補気の作用があります。
秋になり、夏で消耗した体力を補うとき、これから冬にむけ気を体に溜め込むために、さつまいもは最適です。
また、お腹が弱く体力がない体質の方、ご高齢で消化能力が低下して気力がないような方にもオススメです。
皆に愛されるさつまいもですが、残念ながら既に体の中に気が滞っている人はあまり食べない方がいいです。さつまいもは気を沢山作るために、お腹がもっと張ってしまいます。
便秘がちなかた、お腹がパンパンに張って苦しいかた、それに伴う肩首コリなどがあるかたがそのタイプになります。
砂糖は使わなくても、家で食べる分にはこれくらいで甘さ充分です。でも、あまり甘くないさつまいもに当たってしまった方は、ハチミツや砂糖で甘さを足して下さい。
私はカロリーゼロのラカントを使っています。
少量でも、ボリュームがあるので浅い器に、白玉が隠れるくらいにお汁粉をかけていただきましょう!
材料
さつまいも 200g
水 200CC
豆乳 100CC
ココナッツミルク 150~200g程
<白玉>
豆腐
<トッピング>
クルミ (陽を補います)
松の実 (陰を補います)
クコの実 (陰を補い、目の不調にも)
お好きなものをなんでも
作り方
①さつまいもの皮をむいて、火が通りやすいように、細かく薄く切る
②鍋にさつまいもと、水200CCを入れて、蒸し煮にする
③水分がなくなって、さつまいもが柔らかくなったら、ミキサーへ。
豆乳100CCとココナッツミルク150CCと一緒にミキサーにかける。
④再び鍋にもどして、火にかける。お好みでココナッツミルクを足して水分は調節して下さい。。
*さつまいもの甘さが足りないときは、はちみつやラカント、砂糖で甘さを調節します。
➄白玉団子の上にさつまいも汁粉をかけて、お好きなトッピングをして完成。
<白玉団子>
①お好きな分量の白玉粉に少しずつ、豆腐を混ぜていき耳たぶくらいの硬さになったら、丸める。
②沸騰したお湯に丸めた白玉粉を入れて、2分程で上に浮いてきたものから取り出し、水にあげておく。
食べ過ぎ、飲みすぎた次の日に 山査子茶
食べ過ぎ、飲みすぎてしまうことありますよね。
秋になって湿邪がなくなって、カラッとしてきたこの季節。
脾胃の働きが高まり、食欲が旺盛になります。
食欲に身をまかせ、ついつい食べ過ぎてしまった日には「山査子茶」がお腹の調子を整えてくれます。
バラ科の実であるサンザシは、お菓子や羊羹、ジュースにも用いられています。
普通のお茶よりは少し高いですが、お家にあると安心です。
今回は「陳皮」も一緒に入れて、お腹に溜まった痰湿を流してもらいました。
山査子茶どこで買えばいいの?という方はこちらを参考に☆
お血改善に 長芋と紅花入りチヂミ
山芋と紅花、韮でお血を改善するチヂミです。紅花はそのままだと、癖があり食べづらいですが、チヂミに使うことで丸ごと食べることができます!
紅花の一日の用量は3~10グラムなので一回の食事だけで十分に取り入れられます。
山芋はすり下ろさないことで、シャキシャキした食感を楽しめます。
材料(小さいサイズ4枚分ほど)
○薄力粉 大さじ6
○片栗粉 大さじ3
○水 100ml
○塩 小さじ1/4
○鶏がらスープの素 小さじ1
紅花 大さじ2
山芋 100g(3cmくらいの長さに、千切り)
桜えび 大さじ2
韮 1/2束
*つけタレ
醤油 大さじ1
酢 大さじ1
コチュジャン 大さじ1/2
ごま油 小さじ1
お好みではちみつ
作り方
山芋を3cmくらいの千切りにする
①○の材料を混ぜ合わせ、その他の食材を入れる。
②ごま油を引いたフライパンに薄く流し入れ、で両面をこんがりと焼く。
フライパン一面に流し込んで焼いてもいいですし、小さ目に焼いてもOK